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	<title>院長先生のお話 &#8211; こどもの木クリニック</title>
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	<description>横浜市都筑区の小児科、児童精神科のこどもの木クリニック</description>
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		<title>第4回：コロナ感染症</title>
		<link>https://www.kodomonoki-clinic.com/ohanashi/433</link>
		<pubDate>Fri, 28 Aug 2020 01:14:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[E10120148000003]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[院長先生のお話]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://www.kodomonoki-clinic.com/?p=433</guid>
		<description><![CDATA[コロナ感染症 2020年8月25日の段階で、日本の累計コロナ感染者数は約64,000 人で死亡者数は約1,23 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="basis__item">
<h3>コロナ感染症</h3>
<p><span id="more-433"></span></p>
<p>2020年8月25日の段階で、日本の累計コロナ感染者数は約64,000 人で死亡者数は約1,230人（1.9%）です。感染者数は毎日増えていて、テレビなどマスコミでコロナ感染のニュースが流れない日はありません。<br />
情報が多すぎて、何がわかっていて、何が正しくて、何を信じて、何をすればいいのかがわからなくなってきています。<br />
わからないことに対して人は不安になりますね。</p>
<p>その不安を少しでも払拭するために、コロナ感染を3つのポイントに絞ってまとめました。</p>
<h4>1．今わかっていること</h4>
<p>①コロナウイルスって何？：昔からの風邪のウイルスの1種。だけど新型コロナ(COVID-19)は、普通の風邪のコロナウイルスと違う特徴がある<br />
②その特徴は？<br />
　a)感染するスピードは早いが、毒性は弱い<br />
　b)60-70%くらいの患者は無症状の可能性が高い<br />
　c)80%以上は、普通の風邪の症状でそのまま改善する<br />
　d)<u>10%くらいの患者は症状が出てから7-10日目くらいで急に悪くなる</u>（呼吸ができなくなったり、意識がなくなったりする）<br />
③症状<br />
　a)<u>発熱</u><br />
　b)<u>咳</u><br />
　c)<u>咽頭痛</u><br />
　d)<u>だるさ、倦怠感</u><br />
　e)<u>鼻水、鼻閉</u><br />
　f)下痢、嘔吐<br />
　g)筋肉痛<br />
　h)（重症になると）息切れ、呼吸困難<br />
④どんな人が急に悪くなる？<br />
　高齢者（65歳以上）、合併症（糖尿病、高血圧、喫煙、肥満、心臓病など）のある人は要注意<br />
⑤感染経路は？<br />
　感染は、接触感染、飛沫感染（2mの範囲）、密封・閉鎖空間だと数メートルまで<br />
⑥小児は罹りにくい？<br />
　a)子ども罹りにくいし重症者は少ない<br />
　b)子どもの入院は全入院患者の0.8-2.9%（アメリカ）<br />
　c)死亡率は0-0.2%（アメリカ）<br />
⑦感染力があるのは、<u>症状が出る2日前から10日間くらいまで</u>（症状がなくても、人に感染させるリスクがある）</p>
<h4>2．検査はどうすればいいの？</h4>
<p>①PCR検査<br />
　a)人の体の中のウイルスの遺伝子を検査する<br />
　b)感度は60-70%。つまり<u>100人検査すれば30人以上見落とす</u><br />
　　つまり、<u>陰性でも感染していないとは言えない</u>。<br />
　c）陽性でも、<u>人に感染する状態なのか、もう感染しない（ウイルスの死骸を見ている）のかわからない</u><br />
②抗体検査<br />
　すぐに陽性にならない。感染後2週間くらいしてから検出される。つまり、<u>今、罹っているかどうかの判断にはならない</u><br />
③誰に対して検査する？<br />
　a)医師がコロナ感染を疑う人<br />
　b)肺炎を起こしている人<br />
　c)濃厚接触者（症状があってもなくても）</p>
<h4>3．生活はどうすればいいの？</h4>
<p>①手をしっかり洗う（これは本当に大切！）<br />
②飛沫を浴びない、浴びさせない＞＞人の近くではマスクをする<br />
③3密（密閉、密集、密接）を避ける<br />
④3蜜状態の空間を避けられない時は、時間を短く（15分以内がポイント）<br />
⑤何かしらの症状がある時は、人との接触を避ける（人に感染させない））</p>
</div>
]]></content:encoded>
			</item>
		<item>
		<title>第3回：ワクチン</title>
		<link>https://www.kodomonoki-clinic.com/ohanashi/256</link>
		<pubDate>Wed, 27 Mar 2019 00:47:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[E10120148000003]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[院長先生のお話]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://www.kodomonoki-clinic.com/?p=256</guid>
		<description><![CDATA[ワクチン 今回は、ワクチン＝予防接種の話です。ワクチンは沢山ありますが、まず総論としてワクチン全般の話です。  [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="basis__item">
<h3>ワクチン</h3>
<p><span id="more-256"></span></p>
<p>今回は、ワクチン＝予防接種の話です。ワクチンは沢山ありますが、まず総論としてワクチン全般の話です。</p>
<h4>日本は先進国？</h4>
<p>まず、皆さんに質問です。日本は先進国だと思いますか？<br />
今はG20、少し前はG7。経済的に世界をリードしている国の首脳が集まる会議で、日本は最初からそのメンバーでした。過去20年の世界の国のGDP（国民総生産）を見ると、日本は常に世界の上位です。円は安定した通貨として、世界から認められています。経済的には、日本は間違いなく先進国です。では、ワクチンに関しては、どうでしょうか？世界のワクチン専門家そして小児科専門医の中では、日本は「ワクチン後進国」と言われています。いわゆる先進国の中では、日本の予防接種制度は、最低レベルなのです。</p>
<h4>ワクチンは義務？</h4>
<p>日本はすべてのワクチンが「義務規定」ではなく「努力義務規定」になっています。つまり、予防接種を「義務として」確実に実施させる規則が日本にはありません。<br />
アメリカでは、重要なワクチンは「義務」になっているので、アメリカの公立学校の条件には「必要とされる予防接種を受けていない者は、入学を許可しない」とされています。日本から留学するときに、慌てて予防接種をする人がたくさんいるのもそのためです。</p>
<h4>ワクチンの無料化　ヒブ、肺炎球菌、水痘、B型肝炎</h4>
<p>日本が後進国と言われる、第2の理由は、ワクチン接種の無料化の遅れです。<br />
他の国では無料で接種できて、日本では無料で接種できないワクチンがたくさんあります。罹患する人が大変多いロタウイルス、おたふく風邪のワクチンが、無料化されていないことは問題です。いくら良いワクチンであっても、みんながそれを受けないことには、その病気の被害も減りません。子供の健康と命を守るためには、ワクチンの無料化がとても大切です。<br />
ヒブワクチンは2008年12月から、小児肺炎球菌ワクチンは2010年2月から使用できることになりましたが、定期接種になったのは、2013年からです。水痘ワクチンは、2014年、B型肝炎が定期接種になったのは、2016年からです。</p>
<h4>定期接種</h4>
<p>皆さんは「定期接種」と「任意接種」という言葉を聞いたことがあると思います。定期接種は、自治体が接種費用を負担する「努力義務規定」に入っているもので、「任意接種」は、自費で接種するものとなっています。「努力義務規定」ということは、あくまで努力であって義務ではないという立場です。<br />
被害が大きいインフルエンザワクチンは、アメリカでは多くの州では無料で受けられます。以前と較べると、無償化が進んできていますが、他の欧米諸国と比べるとまだまだ本当の「先進国」と呼べるレベルではありません。</p>
<h4>ワクチンとは何でしょうか？</h4>
<p>私たちが自分を守るために「免疫」という仕組みが体にはあります。細菌やウイルス（それらを抗原と呼んでいます）が体の中に入ってくると、抗原に対しての自分の体はそれを記憶して、2回目に入ってきた時に素早くそれを排除する機能（抗体）を作り出します。この仕組みを利用して、自分の体にあらかじめ「抗体」を作って、抗原に素早く対処できるようにするために開発されたのが「ワクチン＝予防接種」です。<br />
体の中に抗体を作るために、細菌やウイルスをそのまま体に入れてしまうと病気になってしまいます。それでいくつかの方法によって、病気にならずに抗体を作ることにしたのがワクチンです。<br />
ワクチンには、2つのタイプがあります。生ワクチンと不活化ワクチンです。</p>
<h4>生ワクチン</h4>
<p>生きた細菌やウイルスなどの病原体を十分に弱めて、体に害が無いようにしたのが生ワクチンです。接種すると、軽くその病気にかかったような状態になり、その病気に対する抗体ができます。以前は、1回で抗体が十分量できると考えられていましたが、実際には1回の接種では、抗体の量が十分ではない場合も多く、2回接種が必要なものも少なくありません。</p>
<h4>不活化ワクチン</h4>
<p>細菌やウイルスを殺して、免疫をつけるのに必要な成分だけを取り出す操作をして作ったものが不活化ワクチンです。破傷風のトキソイドは、細菌の出す毒素を基にして作った不活化ワクチンです。接種しても、細菌やウイルスそのものを入れるわけではないので、病気にかかったような状態になることもありません。その意味では、生ワクチンより安全といえます。ただし、1回の接種では十分な量の抗体を作ることはできません。ワクチンによっては、3回も4回も追加で接種する必要があります。また、追加免疫をしても抗体は長い間に少なくなってくるので、何年かおきに追加接種をした方がいいものもあります。</p>
<h4>何故ワクチンを受けるのでしょうか？</h4>
<p>ワクチンを受ける目的としては、大きく3つが挙げられます。</p>
<ol style="padding-left:2em;">
<li style="list-style-type: decimal;">自分が病気にかからないようにするため。</li>
<li style="list-style-type: decimal;">病気に罹っても、症状が軽く済む。もしくは、重症の合併症にかからないようにするため。</li>
<li style="list-style-type: decimal;">周りの人にかからないようにするため。</li>
</ol>
<p>1.から説明します。まず、ワクチンを受ける年齢を考えてみましょう。日本では普通の場合、生後2か月からワクチンを受け始めます。それは、乳幼児にはいくつかの感染症を除いて細菌とウイルスに対する免疫がないからです。病気によっては、確実な治療法がなく、重症の合併症を引き起こすものが少なくありません。また、治療法があったとしても、正しい治療をしても確実に治る保証はありません。細菌やウイルスの中には、「この薬は絶対に効く」と言われている薬に対して、抵抗性のあるものも多いのです。「薬剤耐性の肺炎球菌」とか「薬剤抵抗性のウイルスの変異」という言葉を聞いたことがあると思いますが、細菌やウイルスも学習をして、今まで効いていた薬が効かなくなってくることはよくあることです。</p>
<p>2.について説明します。僕が経験して、身に染みてその危険性を実感した患者さんがいました。MR（はしかと風疹）の予防接種を受けていなかった中学生の女の子がはしかにかかり、間質性肺炎という合併症になりました。肺の組織は肺胞を呼ばれる小さな袋の集まりです。ちょうど蜂の巣のような形をイメージしてもらえば分かりやすいと思います。この、肺胞が壊されて行くのが間質性肺炎です。肺胞の役目は、ガス交換と言って、空気の中の酸素を取り込んで二酸化炭素の排出することです。この肺胞が壊れてくると、酸素の取り込みが十分にできません。この女の子は、呼吸が苦しくなって肺移植をしなければならなくなりました。結局、移植も上手くいかずに亡くなりました。</p>
<p>3.については、自分の周りの大切な人を守るということです。熱が高かったり、咳がひどかったりと明らかな症状がある場合には、保育園、幼稚園、学校には行かないでしょうし、人混みには出ないと思います。でも、病気には潜伏期というものがあります。その病気にかかっていても、症状が全く出ない時期です。例えば、水痘は水を含んだ皮疹が出て初めて「水ぼうそう」と診断されますが、皮疹が出る1～2日前から人にうつしてしまう危険があります。友達と一緒に遊んだ場合、その時点では分かりません。集団の中にそのような子が一人いた場合は、集団でかかる危険があります。<br />
成人の風疹の流行が去年話題になりましたし、小規模ですがはしかの流行もありました。1歳以下の子どもはワクチンもしていないので、全く無防備の状態です。接触して罹患した場合には、重症の合併症にかかる危険もあります。<br />
そして、集団の中には病気で免疫が十分にない人、妊婦、高齢者も沢山いる可能性があるので、自分がワクチンを打つことで、そのような人たちへの感染源になることを防ぐことは大切です。</p>
<h4>ワクチンは安全ですか？</h4>
<p>ワクチン接種はWHO（世界保健機構）がその安全性を確認しています。<br />
欧米では、積極的に科学的調査が行われて論文が沢山出されていて、その安全性が証明されています。実際、明らかにワクチンとその副作用との関係が証明され、ワクチンの副作用でその病気に罹った、そして重大な後遺症が残ったというのは「ポリオの生ワクチン」だけです。日本もかつてポリオのワクチンは生ワクチンでしたが、今は不活化に変わっています。<br />
日本ではワクチンの副作用として大きな話題になって、未だ積極的な接種が行なわれていないワクチンとして「子宮頸癌ワクチン」があります。接種後に原因不明の痛みを訴える事例があったことを機に、2013年から積極的な接種を中止しました。これに対しWHOの専門委員会は2015年に「現時点でワクチン接種推奨に変更があるような安全上の問題は確認されていない」という声明を発表し、日本を名指しで非難しました。2019年の3月の段階で、日本ではまだ積極的な接種の再会はされていません。</p>
<h4>アレルギーがある場合、ワクチン接種はどうするか？</h4>
<p>まず、アナフィラキシーといって、ワクチン接種後に血圧が急に下がり、意識がなくなって倒れるようなショック症状あった場合は、同じワクチンは接種できません。<br />
ワクチンの成分でアレルギーと関連した報告があるのは、ワクチン主成分、安定剤のゼラチン、防腐剤のサロメチール、鶏卵成分、抗菌薬です。<br />
アレルギーが関係している可能性のある病気、例えばアトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、などの場合は、通常接種可能です。<br />
鶏卵そのものを使って製造されるワクチンはインフルエンザと黄熱があります。鶏卵を食べたとアナフィラキシーを起こした病歴がある場合は、接種できません。鶏卵アレルギーがあったり、卵白に対する特異的IgE抗体が陽性でも、卵の加工品を食べて大丈夫な場合は接種可能です。<br />
鶏胚細胞由来の、麻疹、MR、おたふく風邪、狂犬病については淡白の精製量がきわめて少ないので、鶏卵アレルギーがあっても接種可能です。</p>
<h4>同時接種について</h4>
<p>生まれて間も無い乳児は、免疫力が弱く、この時期にかかると重症になる病気がたくさんあります。病気に対してワクチンで防げるものが増えました。ヒブ、小児肺炎球菌、ロタウイルス、4種混合ワクチンのような1歳以下の子供たちに接種するものは、2回から3回打たないと確実な免疫ができません。そして、この時期の子供たちが罹りやすい病気に対しては、早く免疫をつける必要があります。1回に１つしか打たない場合には、免疫がつくまでの大変長い時間がかかります。アメリカでは2ヶ月の時に、6本のワクチン接種が行われています。同時接種の安全性も、10年以上の経験から証明されています。</p>
<h4>妊娠中、もしくは授乳中のワクチンについて</h4>
<p>妊娠中の全ての生ワクチンは、胎児への影響を考慮して、全妊娠期間を通じて原則禁止となります。<br />
不活化ワクチン、トキソイドは、胎児に対して影響が少ないと考えられ、接種可能です。ただし、妊娠初期は、自然流産の可能性も高い時期であるため、接種は禁止ではありませんが、避けた方が良いとなっています。授乳中のワクチン接種は、乳児に与える可能性はありません。</p>
<h4>ワクチンの接種間隔が乱れた時はどうする？</h4>
<p>原則は「受診した時点で、遅れている残りの接種を再開する。その後も残りの接種回数を、通常通りの決められた間隔で接種していく。最初からやり直しをする必要はない。ということです。<br />
不活化ワクチンを何回も追加接種していくのは、ブースター効果を得ることが目的です。免疫の記憶というものは通常、必ず残っているものと考えて構いません。遅れに気づいた時に遅れた分の追加接種を行えば、その時点で通常と同様のブースター効果が期待できます。</p>
<h4>大人のワクチン</h4>
<p>2018年夏頃から風疹の流行が首都圏からはじまり、横浜も警戒警報が出ました。患者さんの大部分が30～50代の男性で、今年に入ってからも報告きています。横浜の感染病センターからの詳しい報告はまだありませんが、東京都感染症情報センターから詳しいデータが出ています。<br />
去年の患者さんは東京都だけで、950人です。年齢別にみると30～50代がピークで、男性が9割以上を占めています。<br />
ワクチンの接種状況を見ると、「接種なし」と「不明」がほとんどです。風疹は2回接種になっていますが、2回打った人はほとんどいません。<br />
風疹は、妊娠初期の女性が罹患すると、胎児に影響が出ます。そして厄介なことに、不顕性感染が少なくないことと、発疹の出る2-3日前から感染力があります。そして風疹の感染力は、インフルエンザの５倍と言われていいます。<br />
ワクチンを積極的に受けてください。MRワクチンがお勧めです。理由は、風疹ワクチンを受けていない人や、1回だけの人では麻疹ワクチンの接種回数も不十分で、麻疹に対する抗体も弱いことが多いからです。本当にかかった人でも、3回以上の接種によるマイナスはありません。</p>
<h4>まとめ</h4>
<ol style="padding-left:2em;">
<li style="list-style-type: decimal;">病気の予防においてワクチンは安全です。</li>
<li style="list-style-type: decimal;">ワクチンは決められた回数を打つことが大切です。</li>
<li style="list-style-type: decimal;">大人も積極的にワクチンで予防してください。</li>
</ol>
</div>
]]></content:encoded>
			</item>
		<item>
		<title>第2回：インフルエンザ</title>
		<link>https://www.kodomonoki-clinic.com/ohanashi/213</link>
		<pubDate>Fri, 01 Feb 2019 05:07:01 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[E10120148000003]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[院長先生のお話]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://www.kodomonoki-clinic.com/?p=213</guid>
		<description><![CDATA[インフルエンザ なぜ、毎年、インフルエンザの流行が話題になるんでしょうか？ なぜ、毎年ワクチンを打つ必要がある [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="basis__item">
<h3>インフルエンザ</h3>
<p><span id="more-213"></span></p>
<p>なぜ、毎年、インフルエンザの流行が話題になるんでしょうか？<br />
なぜ、毎年ワクチンを打つ必要があるんでしょうか？<br />
特に、今年は新しいインフルエンザの薬が話題になっています。今までの薬と、どこが違うんでしょうか？<br />
皆さん、このことを知りたくないですか？<br />
今日は、これらのことをわかりやすく説明します。</p>
<h4>「私は、風邪をひきました」。英語ではなんと言うでしょう？</h4>
<p>英語で風邪は the flu といいます。動詞は、get もしくはcatchを使います。どちらでも同じです。「ひきました」は過去形です。ゲットはGet>got>gotten キャッチはcatch>caught>caught　と変化します。<br />
ゲットを使うと　I got the flu. Catchを使うとI caught the flu. になりますね。<br />
では、「私はインフルエンザにかかりました」というのは、どう言いますか？<br />
I got the flu. もしくはI caught the flu. になります。<br />
何故、英語の話から、始めたかというと「インフルエンザ」は特別な病気ではないということです。イメージとしては「ひどい風邪」という感じでしょうか。<br />
英語では「私はインフルエンザにかかりました」と「私は風邪をひきました」は同じ表現になります。わざわざ、I got influenza, I caught influenza とは一般的に言いません。<br />
インフルエンザは風邪なんです。「インフルエンザは何か特別なもの」と思っているかもしれませんが、風邪のひとつです。</p>
<h4>何故、みんな冬になると「インフルエンザに注意！！」「早めにワクチンを打ちましょう」ってなるんでしょう？</h4>
<p>その理由は2つあります。<br />
第1の理由は、インフルエンザは普通の風邪より、重大な合併症が起きる頻度が高いということです。<br />
もうひとつの理由は、インフルエンザのウイルスは非常に変異しやすく、大きな変異があると世界的な大流行になる恐れがあるからです。</p>
<h4>インフルエンザの歴史</h4>
<p>紀元前400年頃に、インフルエンザと思われる記載があります。11世紀には、明らかにインフルエンザの流行を推測させる記録があります。日本では、平安時代に流行らしき記録があり、江戸時代には「はやり風邪」と呼ばれていました。<br />
パンデミックという言葉を知っていますか？流行が短期間に世界的に広がり、多くの人が感染することを言います。でも、なんといってもインフルエンザが世界的に有名になったのは、「スペイン風邪」と呼ばれる第一次世界大戦中のインフルエンザのパンデミックがあった時からです。<br />
この時のインフルエンザは1918年にアメリカの田舎で発生しました。アメリカが参戦していたので、インフルエンザに感染していたアメリカ軍の一兵士とともにヨーロッパに渡り、西部戦線の兵士に瞬く間に広がりました。<br />
世界の人口の30％、5億人が罹患して、5000〜6000万人が死亡したと言われています。</p>
<h4>20世紀以降のパンデミック</h4>
<p>20世紀における2番目の世界的な流行は、1957年に起きました。アジア風邪と呼ばれています。香港から始まり、東南アジア、日本、オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパと広がりました。200万人が罹患したと言われています。1968年には、香港風邪と言われる流行があり、100万人が亡くなっています。<br />
2009年には、みなさん覚えていると思いますが、新型インフルエンザが流行し、パニックになりました。</p>
<h4>症状と合併症</h4>
<p>インフルエンザの症状は、普通の風邪と一緒ですね。熱が出て、鼻水、咳、だるさ、関節の痛みなどなど、特別な症状はありません。<br />
インフルエンザが普通の風邪より大変なのは、まず第1に重大な命に関わる恐れのある合併症があることです。重症合併症は肺炎、髄膜炎などですが、こどもで問題になるのが脳炎、脳症です。脳炎、脳症になると、様々な後遺症が残ることがあり、死に至ることもあります。</p>
<h4>インフルエンザは変異しやすい</h4>
<p>インフルエンザにはA、B、Cの3つのタイプがあります。人に流行するのはA型とB型です。A型は特に遺伝子変異が起きやすく、人に抗体ができても少しずつ変異して、新たな感染源となって毎年流行を繰り返します。<br />
自動車がマイナーチェンジを毎年繰り返し、10年から数十年のスパンでフルモデルチェンジをするのとよく似ています。フルモデルチェンジした新型インフルエンザに関しては、誰も抗体を持っていないので、世界的な流行になります。<br />
インフルエンザはもともとカモなどの水鳥の腸に共生していました。カモが渡り鳥として渡ってきて、アヒルや鶏と接触するうちに鳥インフルエンザが伝わり、さらに豚に感染し豚の鼻の粘膜で色々なタイプのインフルエンザが「遺伝子再集合」：（色々なタイプの遺伝子が集合して新しい遺伝子を作ること）して、人に感染するものが生まれます。また、中には鳥からヒトに直接感染する例も見られています。その変異により感染力の強い新型インフルエンザが生まれます。</p>
<h4>インフルエンザワクチン</h4>
<p>インフルエンザウイルスに対しての予防は、ワクチン接種があります。<br />
毎年2月にWHO（世界保健機構）が専門家を招集して、北半球で摂取するワクチンにどの型を含めるか会議をします。それに基づき、各国が自国での状況を加味して、それぞれの国でつくるワクチンを決めています。卵にウイルスを摂取して増殖させ、それを採取、精製処理します。大量の有精卵が必要で、その繁殖の量が猛暑で少ない時、卵の成育が不十分な時など、外的要因に左右されます。<br />
ワクチン接種によってある程度発病が予防できますし、重大な合併症を防ぐには十分な効果があります。<br />
接種量は6か月から3歳未満で0.25㎖の2回接種、3歳から13歳未満で0.5㎖の2回接種。13歳以上は0.5㎖の1回接種です。卵を食べて大変重い症状の出る子は、要注意です。<br />
こどもの場合、重症化予防に必要なだけの十分な免疫（抗体）ができるのは、2回目を接種した2週間後です。1回目は10～11月、2回目は11月中に接種するのがお勧めです。大体、効果は5か月くらい続くきます。<br />
また出生前に母親が接種を受けると、生まれた赤ちゃんにも予防ができる作用があります。</p>
<h4>インフルエンザに罹患した時の治療</h4>
<p>インフルエンザそのものに対する治療薬があります。よく知られているものは、大きく2つあります。<br />
まず宿主細胞内で増殖したウイルスの遊離を阻害するノイラミニダーゼ阻害剤です。ウイルスが、細胞から細胞へ感染・伝搬していくためには、ウイルス表面に存在するノイラミニダーゼが不可欠ですが、この作用をブロックすることで、増殖したウイルスが細胞外に出ていくことを阻止します。<br />
また新しいタイプの薬があります。ウイルスが細胞の中で増えるにはmRNAの合成により、転写が行われる必要があります。このmRNAの合成を阻害する作用があるので増殖自体が起きません。</p>
<h4>妊婦さんに対するインフルエンザの治療</h4>
<p>妊娠中に罹患すると、合併症や重篤な症状をきたすリスクが高くなります。妊婦さんへの抗インフルエンザ薬の投与は、有益性がリスクを上回るとされています。妊娠初期の高熱と先天奇形（神経管閉鎖障害、心奇形など）との関連の指摘されているため、解熱剤の投与は注意する必要があります。<br />
妊婦さんへの抗インフルエンザ薬のポイントをまとめると、以下の通りです。</p>
<ol style="padding-left:2em;">
<li style="list-style-type: decimal;">ノイラミニダーゼ阻害薬は、妊婦への投与で症例数が最も多く、安全性が報告されています。</li>
<li style="list-style-type: decimal;">吸入用のノイラミニダーゼ阻害薬は、母体の血中への移行はごくわずかとされ、胎児への影響は少ないと考えられています。</li>
<li style="list-style-type: decimal;">アセトアミノフェンは妊婦に対しての安全性が確認されています。</li>
<li style="list-style-type: decimal;">アセトアミノフェンの妊娠後期の使用による胎児動脈管収縮に関しては、エビデンスが非常に低く、現時点では否定的と考えられています。そのため妊娠中の解熱剤としては、アセトアミノフェンが推奨されます。</li>
</ol>
<h4>解熱剤について</h4>
<p>解熱剤についてまとめます。解熱剤に関しては、アセトアミノフェンが安全とされています。サリチル酸やメフェナム系は投与しないことになっています。<br />
よく知られているのは、インフルエンザと水痘の時にサリチル酸を投与して時に起きる脳浮腫と肝組織の脂肪変性・ミトコンドリア変性です。<br />
小児に解熱剤を投与する場合は、アセトアミノフェン以外は使わないようにしましょう。</p>
<h4>インフルエンザの隔離期間</h4>
<p>もう一つ大切なのは、自分がインフルエンザにかかった時に他の人にうつさないことです。<br />
みなさん間違えやすいのは、発症した日（熱が出た日）を０として発症した日から5日を経過し、かつ解熱した後（解熱した日を0として）学童以上は2日、幼児は3日経過するまで、感染の可能性があるということです。</p>
<h4>「まとめ」</h4>
<p>インフルエンザは、重大な合併症を引き起こす可能性のある病気です。<br />
毎年、マイナーチェンジをするので、毎年、ワクチンで予防し、流行時には症状があったら受診しましょう。</p>
</div>
]]></content:encoded>
			</item>
		<item>
		<title>第1回：お医者さんて何？　聴診器で何が分かるの？</title>
		<link>https://www.kodomonoki-clinic.com/ohanashi/211</link>
		<pubDate>Fri, 01 Feb 2019 04:44:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[E10120148000003]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[院長先生のお話]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://www.kodomonoki-clinic.com/?p=211</guid>
		<description><![CDATA[「お医者さん」ってどんな職業だと思いますか？ 辞書を引くと「病気や傷の診察、治療を職業とする人」って書いてあり [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="basis__item">
<h3>「お医者さん」ってどんな職業だと思いますか？</h3>
<p><span id="more-211"></span></p>
<p>辞書を引くと「病気や傷の診察、治療を職業とする人」って書いてあります。<br />
僕はお医者さんというのは、言葉を変えると「頭と手を使って、みんなのお世話をする職人さん」だと思っています。<br />
じゃあ職人さんってなんでしょう？辞書を引くと「優れた専門技術を持ち、物を作り上げる人」となっています。昨日、職人になったばかりの新人から、50年やっている名人と言われる人まで、本物の職人さんは、毎日、毎日、練習して、勉強して、考えて、昨日より今日、今日より明日のほうが上手くなるぞ、って思って仕事をしています。<br />
病気は、その10%くらいしかわかっていません。でも、その10％も、今までのお医者さんが一生懸命頑張って解明してきました。<br />
お医者さんの仕事って、毎日毎日、昨日わからなかったことが、今日はわかるようにしよう。昨日、できなかったことが、今日はできるようにしよう、っていうのが基本です。
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<h4>山中伸弥（やまなか　しんや）先生を、皆さん知っていますか？</h4>
<p>IPS細胞の発見によって2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞したお医者さんです。山中先生は、米国留学中に「留学先の教授から研究者としての秘訣を伝授された」と本に書いておられます。それは『VW』だそうです。フォルクス・ワーゲンではありません。「Vision &#038; Work Hard」。目標を持って、懸命に努力すること。山中先生はIPS細胞の基礎となる研究を始めてから、毎日毎日頑張って、成功するまでに20年以上かかっています。<br />
本庶　佑（ほんじょ　たすく）先生は、今年のノーベル生理学・医学賞を受賞した先生です。ノーベル賞受賞のインタビューの中で、本庶先生の言葉で、一番心に残ることは、「有名な論文とかに書いてあることを信じない。自分の目で確信ができるまでやる。つまり自分の頭で考えて、納得できるまでやる。ということです」という言葉です。本庶先生の研究も、始めてから成功するまでに20年以上かかっています。<br />
僕の父は、92歳ですが、現役で「お医者さん」をしています。父は、横浜生まれ横浜育ちです。最初の2人は研究をするお医者さんでしたが、父は患者さんを直接診る「お医者さん」です。小学校は、横浜の精華小学校です。来年で、創立100年だそうです。父はその小学校で教えられた言葉をとても大切にしてきました。その言葉は、「人のお世話にならぬよう　人のお世話ができるよう」。<br />
父は、この言葉のような人になろうって思ったと言っていました。少なからず、この言葉は「お医者さんの原点」だなって思っています。</p>
<h4>みんなの笑顔がもらえるよ</h4>
<p>僕が38年医者をやってきて「医者って一言で言うとどんな仕事ですか」って聞かれたら「直接、一人一人の、みんなの笑顔をもらえる仕事だよ」って答えています。特に、僕は小児科なので、色々なお医者さんの中でも、得をしています。僕がもらえる笑顔は「子どもたちの笑顔」です。大人の笑顔も悪くないけど、子供たちの笑顔の方が、素敵だと思いませんか？<br />
子供たちからは、笑顔や元気やエネルギーももらえるので、毎日診療しながら「小児科は得だな」って思っています。
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<h3>聴診器で何が分かるんだろう？</h3>
<p>聴診器の患者さんの体に直接当てる部分は、裏と表があります。どっちが表でもどっちが裏でも構いません。何故、裏と表があるんでしょうか？<br />
それは、聞こえる音が違うからです。「ベル型」は、低い音を聞くときに使います。「膜型」は、高い音を聞くときに使います。もちろんどちらでも音は聞こえるますが、とても低い音は「ベル型」で聴かないとわかりません。すごく高い音は「膜型」で聴かないとわかりません。だから、診察するときに、何を聞くか、どこを聞くかによって「ベル型」で聴いたり「膜型」で聴いたりします。<br />
聴診器では胸と背中を聴くことが多いですよね。もちろん、お腹も聴くし頭も、首も、腕も、聴きますが、やっぱり胸と背中が多いです。胸の中には何があるのかというと、肺と心臓です。肺の音と心臓の音は、別々に聞きます。
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<h4>肺の音ってどんな音</h4>
<p>肺を聴くときは、息を吸ってる時の音と吐いた時の音を聴きます。呼吸をするとき、空気は鼻と口から入って、気管、気管支に入って肺の中まで届きます。肺で空気の中の酸素を貰って、二酸化炭素を吐き出します。息を吐き出すときは、空気は肺から気管支、気管、口と鼻に行って、体の外に出ます。<br />
この空気の流れを聴診器で聴いて、病気の診断をします。<br />
では、肺の音を聞くときに何で右左、上下、前後を聞くのか、分かりますか？<br />
肺は一つの大きな袋ではなくて右は3つ、左は2つに分かれています。それぞれは独立しているので、場所を変えて聴かないとそれぞれの部分の病気は分かりません。では、なぜ背中も聴くのでしょう。<br />
肺を横から見ると、体の前側（胸）にかかっていない部分が沢山あります。この部分は前から聞いても分からないので、背中も聴くことが大切です。</p>
<h4>心臓から聞こえる音</h4>
<p>心臓の音を聞くときは、大きく2つの音を聞きます。一つは心音、もう一つは心雑音。心音と心雑音は別ものです。だから、心音そして心雑音とを別々に分けて聞きます。<br />
心臓は4つの部屋があります。その部屋に大きな血管がついています。そして上の部屋と下の部屋の間には弁があります。下の部屋と大きな血管の間にも弁があります。弁の役目は、血液が逆流するのを防ぐことです。
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<h4>心音ってどんな音</h4>
<p>弁は血液が通るときは開いて、通り切ったら逆流しないように閉まります。みんなが部屋に入るときは、ドアを開けて入りますね。そして、入ったらドアを閉めます。この時に「ばたん」って音がします。この「ばたん」という音が、心音です。弁が閉まる音です。心臓は「どっくん、どっくん」と音がしますね。「どっ」と「くん」と2つあります。上と下の部屋の間の弁が閉まるときに音が「どっ」で、下の部屋と血管の間の弁が閉まるときの音が「くん」に当たります。この閉まる音は、音の大きさ、それぞれが閉まるまでの時間が決まっているので「音の大きさが普通より大きい、小さい」「閉まる時間が普通より早い、遅い」で病気が分かります。勢いよく閉まると大きな音がするし、入ってくる血液の量が多いと、閉まるのに時間がかかるのです。面白いですね。心音を聴くだけで診断できる病気もあります。</p>
<h4>心雑音はどうやって生まれるか</h4>
<p>次は「心雑音」です。「雑音」というのは、「雑な音」だからうるさい音です。水道の水を出したときに、普通に出したらあまりうるさくないですね。でも、蛇口をいっぱいひねってたくさん出したら、ジャージャーとうるさい音がしますね。<br />
これは、水、液体粒子の流れの、層流と乱流の違いです。層流は、水や液体が規則正しくみんな一緒の方向に流れています。乱流は、あっちこっちの方向に流れて、渦を巻いています。粒子が乱れると大きな音が出ます。<br />
だから「心雑音」というのは、「心臓の中の水、つまり血液の流れ方に乱れがある」と聞こえてきます。」
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<h4>心臓の中の血液の流れ</h4>
<p>全身から集まった静脈血は、右の上の部屋に入ります。そして、右下の部屋に行って、大きな血管（肺動脈）を通って左右の肺に行きます。肺で酸素を貰って、左の上の部屋に帰ってきます。そして下の部屋に行って、体に酸素を供給するために全身に回ります。これが正常な血液の流れです。この流れと違う場合、例えば、逆戻りするとか横道にそれるとかすると、乱流つまり渦を巻くような流れになるので、雑音が聞こえてきます。<br />
音は高い所から落ちるときと低いところから落ちるときを較べると、当然、高い所から落ちたときの方が大きな音がしますね。言い換えると、エネルギーの差、圧の差が大きいと大きな音がします。それと、流れる水や血液の量が多いときの方が、大きな音がします。<br />
まとめると、血液が流れる方向に乱れが生じると、乱流になって雑音が生まれます。その大きさは高さと圧の差が大きいほど、大きな音になります。そして、流れる量が多いときも大きな音になります。<br />
心音と心雑音の組み合わせで、心臓の病気はよりハッキリと診断できます。僕が、アメリカ留学していた時の師匠から「いろいろ新しい機械はあるけど、聴診とレントゲンと心電図で8割わからなければだめだ」と教わりました。</p>
<h4>「まとめ」</h4>
<p>今日のお話しのまとめをします。みんなに覚えておいてほしいことは3つです。</p>
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<li style="list-style-type: decimal;">ひとのお世話にならぬよう　人のお世話ができるよう　これはお医者さんの原点です。</li>
<li style="list-style-type: decimal;">お医者さんの仕事って、「みんなの笑顔」がもらえる仕事です</li>
<li style="list-style-type: decimal;">聴診器を使って、心音と心雑音を聴きわけます。それだけでいろいろな病気がわかります。</li>
</ol>
<p>お医者さんというのは「人のお世話ができる、とっても誇らしくて、そして楽しい仕事です」みんなも、将来どんな仕事をしたいかって考えたときに、ちょっと思い出してください。</p>
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